設立の経緯

耳の聞こえないろう者の方々が手話通訳を依頼する場面として、一番多いのが医療現場だと言われています。
命に関わる内容も含むだけに病院でのコミュニケーションはとても大きな問題ですが、ろう者や難聴者に対する医療従事者の理解や配慮は十分とは言い難いのが現状です。

その一方で、2011年には日本で初めて手話の言語性を認めた「改正障害者基本法」が、2013年10月には手話を言語と位置づけて普及を促し、聴覚障害者が暮らしやすい社会環境の整備を目指す「手話言語条例」が全国で初めて鳥取県で成立し、社会における手話の果たす役割は今後ますます大きくなっていくことが予想されます。

そこで、将来医療に携わる方が手話に触れ、聴覚障害者と呼ばれる方々とのコミュニケーションのあり方について理解を深められるような場を設けられたらと思い、医学部手話サークルの設立に思い至りました。

来たいときにいつでもふらっと顔を出せるような、肩肘張らないサークルにしたいなと思っています。
興味を持たれた方はぜひ一度見学にいらしてみてください。メンバー一同、心よりお待ちしております!