2014年7月28日月曜日

練習会報告

前期最後の練習会となる本日は、東大文学部で手話の授業を担当されていて、NHK手話ニュースのキャスターとしても有名な赤堀仁美さんにお越し頂きました!
学生の参加者は東大医学部から3名、お茶の水女子大学から2名、聖路加国際大学から2名ととても賑やかな会となりました。

この日メンバーから出た質問の一つに「医師としてろうの患者さんが来られたときに気をつけるべきことは何ですか」というものがありました。
赤堀さんのお答えを要約すると、

  • 年配のろう者は手話通訳士を依頼することがほとんどだが、若い人は筆談で全てすませてしまうことも多い(ろう者にも色々いる)
  • 手話通訳士を介しても情報が間違って伝わってしまうことがあるので、重要な情報(薬の服用回数など)ははっきりと書いて伝えてほしい
  • 手話通訳士に向かって話しかけてばかりで患者の方を見てくれないお医者さんがいるので、しっかり患者さんの方を見て話してほしい

とのことでした。これらはぜひ医療従事者として頭に留めておかなくてはいけませんね。
薬の服用回数に関しては、実際に間違って伝わってしまった実例も交えてお話し頂きました。

短い時間ではありましたが、とても有意義な時間でした。赤堀さん、本当にありがとうございました!



さて、鉄門手話の会は8月中の練習会はお休みとします。
次回活動日は9月の予定です。皆様、どうぞ良い夏休みをお過ごしください!

2014年7月25日金曜日

練習会報告

今日は特別回として、手話ではなく点字を以前点字サークルに所属していたメンバーに教えてもらいました!
(また、この日は文京手話会の方も3名練習会に遊びに来て下さいました。ありがとうございます!)

点字は基本的に2×3の6つの点が一組となっていますが、実は五十音を表す場合、左上側の3点が母音を、右下側の3点が子音を表すようになっているんだそうです。
また、五十音の点字の前にある決まった点字をくっつけることで、濁音半濁音拗音なども、また数字も表せるようになります。
少し変わったケースだと、楽譜も点字に訳すことができるのだとか。

ちなみに、今日点字を教えてくれた彼自身も、点字を目で見て読むことはできても目をつぶって触覚だけで理解するのはなかなか難しいとのこと。指先で自然に読めるようになるにはそれなりの訓練が必要だということで、これは手話も同じだねという話になりました。
練習会は30分程度でさくっと終わり、その後文京手話会の方も含めビール祭りに参加して職員さんとわいわい交流しました。

点字に関しては知らないことばかりだったので今日はとても勉強になりました。S君どうもありがとう!